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中国語の発音練習法|四声が伝わらない原因と上達のコツ
学習方法
投稿日: 2026年7月14日
更新日: 2026年7月14日
約7分で読めます

中国語の発音練習法|四声が伝わらない原因と上達のコツ

#発音#学習法#初心者
目次
  1. 1.中国語の発音が伝わらない5つの原因
  2. 2.最初に四声の高さを体で覚える
  3. 3.四声を練習する3ステップ
  4. ステップ1:手を動かしながら単音で言う
  5. ステップ2:意味が変わる単語を比べる
  6. ステップ3:2音節の組み合わせで練習する
  7. 4.第三声・不・一の声調変化を覚える
  8. 第三声が2つ続くと、最初を第二声で読む
  9. 不は第四声の前で「bú」になる
  10. 一は後ろの声調に合わせて変化する
  11. 5.日本人が苦手な子音を練習する
  12. b/p・d/t・g/kは息の強さが違う
  13. j/q/xは舌先を下げる
  14. zh/ch/shとz/c/sを区別する
  15. 6.母音は口の形と舌の位置を確認する
  16. üは「イ」の舌で「ウ」と言う
  17. nとngの終わりを区別する
  18. 7.ピンインと注音符号、どちらで練習する?
  19. 8.録音を使った発音チェック方法
  20. 9.毎日10分の発音練習メニュー
  21. 10.発音練習でやってはいけないこと
  22. 11.よくある質問
  23. Q. 四声はどのくらい正確なら通じますか?
  24. Q. 台湾華語では巻き舌をしなくても大丈夫ですか?
  25. Q. 発音練習は聞き取りにも効果がありますか?
  26. 12.まとめ:聞く・まねる・録音するを毎日繰り返そう

中国語を勉強して単語も文法も合っているのに、なぜか相手に伝わらない。「四声を意識しているつもりなのに聞き返される」と悩んでいませんか?


中国語の発音は、口の形を覚えるだけでは上達しません。音を聞く→まねる→録音する→元の音と比べるという短いサイクルを繰り返すことが重要です。

この記事では、初心者向けに四声・子音・母音の練習方法を整理し、毎日続けやすい10分間の練習メニューを紹介します。

中国語の発音が伝わらない5つの原因

  1. 声調の高さではなく形だけをまねている:第二声を上げても、開始位置が低すぎると伝わりにくくなります
  2. 日本語のカタカナへ置き換えている:「チー」「シー」のように覚えると、本来の子音と母音が崩れます
  3. 単音だけで練習している:単独では言えても、2音節以上になると声調がつながりません
  4. 自分の発音を録音していない:話しているときの感覚と、実際に聞こえる音には差があります
  5. 一度にすべて直そうとしている:声調、子音、母音を同時に意識すると、どこが改善したか分からなくなります

まずは「今日は四声」「明日は息の強さ」のように、練習する要素をひとつに絞りましょう。

最初に四声の高さを体で覚える

中国語では、同じ音でも声の高さの変化によって意味が変わります。これが聲調(shēngdiào/声調)です。

声調

高さの動き

例

第一声

高い位置を平らに保つ

媽 mā=お母さん

第二声

中くらいから高く上げる

麻 má=麻

第三声

低い位置まで下げる

馬 mǎ=馬

第四声

高い位置から一気に下げる

罵 mà=叱る

軽声

短く軽く添える

嗎 ma=〜ですか?

教科書では第三声を「下げてから上げる」と説明しますが、自然な会話では、後ろに別の音が続くと低く抑えるだけになることが多くあります。毎回大きく上げようとせず、まずは低い位置を作る練習をしましょう。

四声を練習する3ステップ

ステップ1:手を動かしながら単音で言う

指や手のひらで音の高さを描きながら、「mā・má・mǎ・mà」を発音します。声だけで練習するより、高さの動きを体で覚えやすくなります。

第一声は普段の日本語より少し高い位置から始め、第四声は短く強く落とします。喉へ力を入れるのではなく、声の高さを変える意識が大切です。

ステップ2:意味が変わる単語を比べる

  1. 買 mǎi=買う / 賣 mài=売る
  2. 湯 tāng=スープ / 糖 táng=砂糖
  3. 睡 shuì=眠る / 水 shuǐ=水
  4. 問 wèn=尋ねる / 聞 wén=聞く・においを嗅ぐ

似た音を交互に発音すると、声調による違いがはっきりします。

ステップ3:2音節の組み合わせで練習する

実際の単語や文章では、声調が連続します。単音が言えるようになったら、2音節の組み合わせを練習しましょう。

  1. 今天 jīntiān(第一声+第一声)=今日
  2. 台灣 Táiwān(第二声+第一声)=台湾
  3. 好吃 hǎochī(第三声+第一声)=おいしい
  4. 謝謝 xièxie(第四声+軽声)=ありがとう

第三声・不・一の声調変化を覚える

中国語は、前後の声調によって実際の読み方が変わることがあります。

第三声が2つ続くと、最初を第二声で読む

你好(nǐ hǎo)は、実際には「ní hǎo」に近い声調で発音します。表記はnǐのままですが、会話では最初の第三声が第二声へ変化します。

不は第四声の前で「bú」になる

  1. 不是 bú shì=〜ではない
  2. 不要 bú yào=要らない・〜しないで

一は後ろの声調に合わせて変化する

  1. 一個 yí ge=1個
  2. 一天 yì tiān=1日

ルールだけを暗記するより、よく使う単語をひとまとまりで音読する方が身につきます。

日本人が苦手な子音を練習する

b/p・d/t・g/kは息の強さが違う

中国語では、日本語の濁音・清音の違いよりも、息を強く出すかどうかが重要です。

  1. b・d・g=息を強く出さない
  2. p・t・k=息を強く出す

口の前に薄い紙や手のひらを置き、p・t・kで強く息が当たるか確認しましょう。

j/q/xは舌先を下げる

j・q・xは、舌先を下の前歯の裏に近づけ、舌の前側を使って発音します。日本語の「ジ・チ・シ」にそのまま置き換えないことがポイントです。qは強く息を出し、jは息を抑えます。

zh/ch/shとz/c/sを区別する

zh・ch・shは舌先を少し後ろへ向け、z・c・sは舌先を前に置きます。台湾華語ではそり舌が中国北部の発音ほど強く聞こえない場合もありますが、学習時には両者の違いを意識しましょう。

台湾華語と中国の普通話の発音差は、台湾華語と中国語の違い6選|発音・単語・繁体字を在住者が解説でも紹介しています。

母音は口の形と舌の位置を確認する

üは「イ」の舌で「ウ」と言う

üは、舌の位置を「イ」にしたまま唇を丸めて「ウ」と発音します。ピンインではj・q・xの後ろにあるüの点が省略され、去 qùや需要 xūyàoのようにuと表記される点にも注意してください。

nとngの終わりを区別する

  1. n:舌先を上の歯茎につけて終わる
  2. ng:舌先をつけず、鼻の奥で響かせる

「an/ang」「en/eng」「in/ing」を交互に練習し、自分の舌がどこにあるか確認しましょう。

ピンインと注音符号、どちらで練習する?

日本人学習者は、教材が多いピンインから始めても問題ありません。ただしローマ字読みの癖が出る場合は、音と記号を直接結びつけやすい注音符号を併用する方法もあります。

台湾で使われる注音符号の読み方は、注音符号(ボポモフォ)一覧と読み方|台湾華語の発音記号をご覧ください。

録音を使った発音チェック方法

  1. ネイティブ音声を1回聞く
  2. 音声を止めて、自分で同じフレーズを言う
  3. スマートフォンで録音する
  4. 元の音声と自分の録音を交互に聞く
  5. 声調・子音・母音から、直す項目をひとつだけ選ぶ
  6. 修正してもう一度録音する

「なんとなく違う」で終わらせず、今回は第二声の上がり方、次はqの息の強さというように、比較するポイントを具体的にします。

毎日10分の発音練習メニュー

時間

練習内容

2分

四声を手で描きながら単音練習

2分

苦手な子音または母音を1組だけ練習

3分

短いフレーズを聞いて、そのまままねる

2分

フレーズを録音して元の音声と比較

1分

今日直すポイントをメモする

週に一度長時間練習するより、毎日短く声を出す方が口の動きを定着させやすくなります。独学全体の進め方は、台湾華語の独学ロードマップ|初心者から会話までの勉強法も参考にしてください。

発音練習でやってはいけないこと

  1. カタカナだけで読み方を覚える
  2. 声調記号を見ずに単語を暗記する
  3. 口や舌へ力を入れすぎる
  4. 長い文章ばかり練習する
  5. 録音を一度も聞き返さない
  6. 完璧になるまで会話を避ける

発音の基礎は重要ですが、実際に使わなければ「考えれば言える」状態から抜け出せません。短いフレーズから会話で試し、通じなかった音を次の練習課題にしましょう。

よくある質問

Q. 四声はどのくらい正確なら通じますか?

最初からネイティブと同じである必要はありません。ただし、声調が違うと別の単語に聞こえることがあるため、声の高さの方向は明確にしましょう。特に第二声と第三声、第一声と第四声を区別することが大切です。

Q. 台湾華語では巻き舌をしなくても大丈夫ですか?

台湾ではzh・ch・shのそり舌が比較的弱く聞こえることがありますが、z・c・sとの区別がなくなるわけではありません。最初は標準的な舌の位置を学び、台湾の音声を聞きながら自然な強さへ調整しましょう。

Q. 発音練習は聞き取りにも効果がありますか?

あります。自分で音の違いを作れるようになると、聞いたときにも声調や子音の違いへ気づきやすくなります。次は短い音声の聞き取りと音読を組み合わせると効果的です。

まとめ:聞く・まねる・録音するを毎日繰り返そう

中国語の発音練習では、次の流れを繰り返します。

  1. 四声の高さを体で覚える
  2. 苦手な子音・母音を1組ずつ練習する
  3. 単音から2音節、短いフレーズへ進む
  4. 自分の声を録音して元の音声と比べる
  5. 短い会話で実際に通じるか試す

まなび台湾では、動画の台湾華語を聞き、場面別レッスンやロールプレイで実際に声へ出す練習ができます。基礎発音を練習したあとは、AI台湾人とのフリートークで、自分の言葉が会話の中で通じるか試し、会話後のフィードバックを次の発音練習へつなげられます。

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