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中国語「想・要・想要」の違い|「したい・欲しい」の使い分け
中国語
投稿日: 2026年7月14日
更新日: 2026年7月14日
約9分で読めます

中国語「想・要・想要」の違い|「したい・欲しい」の使い分け

#文法#初心者
目次
  1. 1.「想・要・想要」の違いを一覧で確認
  2. 2.「想」の使い方|希望や気持ちを伝える
  3. 「想」には「考える」の意味もある
  4. 「想+名詞」は「欲しい」にならない
  5. 3.「要」の使い方1|はっきりした意思・予定
  6. 4.「要」の使い方2|品物を注文する・求める
  7. 5.「要」の使い方3|必要・所要時間・金額
  8. 「要〜了」で「もうすぐ」
  9. 6.「想要」の使い方|欲しいという希望を明示する
  10. 想要+名詞
  11. 想要+動詞
  12. 7.「想・要・想要」を同じ場面で比較
  13. 8.「不想」と「不要」の違い
  14. 9.質問で使う「想不想・要不要」
  15. 想不想|したい気持ちを尋ねる
  16. 要不要|選択・意思を尋ねる
  17. 10.飲食店で使える例文
  18. 11.よくある間違い
  19. 「欲しい」をすべて「想+名詞」にする
  20. 注文で「想」だけを使う
  21. 「要」はいつも強くて失礼だと思う
  22. 「不要」を軽い希望の否定に使う
  23. 12.「想・要」を会話で練習しよう
  24. 13.まとめ

中国語で「台湾へ行きたい」「コーヒーが欲しい」と言うとき、「想・要・想要」のどれを使えばよいか迷いませんか。


日本語ではどれも「〜したい」「欲しい」と訳せますが、気持ちを伝えるのか、決めた意思を示すのか、品物を注文するのかで自然な表現が変わります。

基本は、想=希望や気持ち、要=はっきりした意思・注文・必要、想要=欲しいという希望を明示すると整理すると分かりやすくなります。

この記事では、「想・要・想要」の違い、「不想・不要」のニュアンス、飲食店での使い方を繁体字とピンイン付きの例文で解説します。

「想・要・想要」の違いを一覧で確認

表現

中心となる意味

基本形

例

想(xiǎng)

〜したい・〜しようと思う

想+動詞

我想去台灣。

要(yào)

〜するつもり・〜が欲しい・必要

要+動詞/名詞

我要一杯茶。

想要(xiǎngyào)

〜が欲しい・〜したい

想要+名詞/動詞

我想要新手機。

「想」はまだ希望や考えの段階、「要」は意思や要求がよりはっきりしている傾向があります。ただし、話し方、場面、後ろに続く言葉によって強さは変わるため、要が常に失礼というわけではありません。

台湾教育部の辞典でも、「想」には希望・計画を表す意味があり、「欲、要、打算、希望」と説明されています。

台湾教育部『重編國語辭典修訂本』「想」

「想」の使い方|希望や気持ちを伝える

想(xiǎng)の後ろに動詞を置くと、「〜したい」「〜しようと思っている」という希望を表します。

基本形:主語+想+動詞

中国語

ピンイン

日本語

我想去台灣。

Wǒ xiǎng qù Táiwān.

私は台湾へ行きたいです

我想學中文。

Wǒ xiǎng xué Zhōngwén.

私は中国語を学びたいです

她想吃火鍋。

Tā xiǎng chī huǒguō.

彼女は火鍋を食べたがっています

我想休息一下。

Wǒ xiǎng xiūxí yíxià.

少し休みたいです

希望を述べているだけなので、実際に行くことや、すでに決めていることまでは示しません。

「想」には「考える」の意味もある

想は、希望だけでなく「考える」「思う」という動詞でもあります。

  1. 讓我想一下。 Ràng wǒ xiǎng yíxià.(少し考えさせてください)
  2. 我想他今天不會來。 Wǒ xiǎng tā jīntiān bú huì lái.(彼は今日来ないと思います)
  3. 你在想什麼? Nǐ zài xiǎng shénme?(何を考えていますか?)

後ろに行動を表す動詞が続けば「〜したい」、文全体や疑問詞が続けば「考える・思う」と解釈されることが多くなります。

「想+名詞」は「欲しい」にならない

日本語の感覚で「コーヒーが欲しい」を× 我想咖啡とは言いません。品物が欲しいなら「我要咖啡」「我想要咖啡」、飲みたいなら「我想喝咖啡」と言います。

また「我想你」は「あなたが欲しい」ではなく、文脈によって「あなたを恋しく思う・あなたのことを考える」という意味になります。

「要」の使い方1|はっきりした意思・予定

要(yào)の後ろに動詞を置くと、これからする予定や、そうすると決めた意思を表します。

中国語

ピンイン

日本語

我明天要去台中。

Wǒ míngtiān yào qù Táizhōng.

私は明日、台中へ行きます

我要學好中文。

Wǒ yào xuéhǎo Zhōngwén.

私は中国語をしっかり身につけます

我們要回家了。

Wǒmen yào huíjiā le.

私たちはもう帰ります

「我想去台中」は行きたいという希望、「我要去台中」は行く予定・意思があるという違いです。

國家教育研究院の基礎詞彙にも、「我明天要去台中」が未来の行動を表す例として掲載されています。

國家教育研究院「華語文基礎詞彙・要」

「要」の使い方2|品物を注文する・求める

要の後ろに名詞を置くと、「〜が欲しい」「〜をください」という意味になります。飲食店や買い物では、とてもよく使う形です。

  1. 我要一杯紅茶。 Wǒ yào yì bēi hóngchá.(紅茶を1杯ください)
  2. 我要這個。 Wǒ yào zhège.(これをください)
  3. 我們要兩碗牛肉麵。 Wǒmen yào liǎng wǎn niúròumiàn.(牛肉麺を2杯ください)

注文する場面では、何を選ぶか決めて伝える必要があるため、「我要〜」は自然な表現です。要を使っただけで失礼になるわけではありません。

より丁寧に言いたいときは、最初に「請問」「麻煩你」を添えたり、最後に「謝謝」と伝えたりできます。

麻煩你,我要一杯拿鐵,謝謝。

Máfan nǐ, wǒ yào yì bēi nátiě, xièxie.

すみません、カフェラテを1杯お願いします。

ドリンクの甘さや氷も指定する場合は、台湾のドリンクスタンド注文ガイドを参考にしてください。

「要」の使い方3|必要・所要時間・金額

要には、「必要とする」「〜かかる」という意味もあります。

  1. 這個要三百元。 Zhège yào sānbǎi yuán.(これは300元します)
  2. 坐火車要兩個小時。 Zuò huǒchē yào liǎng ge xiǎoshí.(電車で2時間かかります)
  3. 辦這個手續要帶護照。 Bàn zhège shǒuxù yào dài hùzhào.(この手続きにはパスポートが必要です)

この要は、話し手の「欲しい」という気持ちではありません。時間、費用、必要な条件を示しています。

「要〜了」で「もうすぐ」

「要+動詞+了」の形で、出来事がまもなく起きることを表せます。

  1. 要下雨了。 Yào xiàyǔ le.(もうすぐ雨が降りそうです)
  2. 電影要開始了。 Diànyǐng yào kāishǐ le.(映画がもうすぐ始まります)

希望の要ではなく、状況が近づいていることを示す用法です。

「想要」の使い方|欲しいという希望を明示する

想要(xiǎngyào)は、「欲しい」「〜したい」という希望を表し、後ろに名詞と動詞のどちらも置けます。

想要+名詞

  1. 我想要一杯咖啡。 Wǒ xiǎngyào yì bēi kāfēi.(コーヒーが1杯欲しいです)
  2. 她想要新手機。 Tā xiǎngyào xīn shǒujī.(彼女は新しいスマートフォンを欲しがっています)

想要+動詞

  1. 我想要去旅行。 Wǒ xiǎngyào qù lǚxíng.(旅行へ行きたいです)
  2. 我想要學台灣華語。 Wǒ xiǎngyào xué Táiwān Huáyǔ.(台湾華語を学びたいです)

動作への希望は「我想去旅行」のように、想だけでも十分自然です。「想要」を使うと、欲しい・実現したいという気持ちをより明示できます。

「想・要・想要」を同じ場面で比較

例文

中心となるニュアンス

日本語の感覚

我想去台灣。

希望・興味

台湾へ行きたいです

我要去台灣。

決めた意思・予定

台湾へ行きます

我想要去台灣。

行きたい願望を明示

台湾へ行きたいと思っています

我想喝茶。

飲みたい気持ち

お茶を飲みたいです

我要一杯茶。

注文・選択

お茶を1杯ください

我想要一杯茶。

お茶が欲しいという希望

お茶を1杯欲しいです

注文では「我要一杯茶」が簡潔で自然です。友人と何を飲みたいか相談している段階なら、「我想喝茶」が気持ちに合います。

「不想」と「不要」の違い

否定形では、意思の強さがより分かりやすく現れます。

表現

意味

ニュアンス

我不想去。

行きたくありません

行きたい気持ちがない

我不要去。

私は行きません/行くのは嫌です

拒否する意思が比較的強い

我不想吃。

食べたくありません

今は食べる気分ではない

我不要這個。

これはいりません

品物を明確に断る

不想(bù xiǎng)は「気が進まない・したいと思わない」、不要(bú yào)は「いらない・しない」と、より明確に拒否する表現です。

不要を相手への文に使うと、「〜しないで」という禁止になります。

  1. 不要擔心。 Bú yào dānxīn.(心配しないでください)
  2. 不要拍照。 Bú yào pāizhào.(写真を撮らないでください)
  3. 不要放辣。 Bú yào fàng là.(辛いものを入れないでください)

不と否定表現の違いは、中国語「不・沒(有)」の違いでも解説しています。

質問で使う「想不想・要不要」

想不想|したい気持ちを尋ねる

  1. 你想不想去台灣? Nǐ xiǎng bu xiǎng qù Táiwān?(台湾へ行きたいですか?)
  2. 你想吃什麼? Nǐ xiǎng chī shénme?(何を食べたいですか?)

要不要|選択・意思を尋ねる

  1. 你要不要一起去? Nǐ yào bu yào yìqǐ qù?(一緒に行きませんか?)
  2. 你要喝什麼? Nǐ yào hē shénme?(何を飲みますか?)
  3. 要不要袋子? Yào bu yào dàizi?(袋は要りますか?)

「要不要一起去?」は日常的な誘いとして自然です。「想不想一起去?」は、相手に行きたい気持ちがあるかへ少し焦点を置きます。

飲食店で使える例文

中国語

ピンイン

日本語

我要一份蛋餅。

Wǒ yào yí fèn dànbǐng.

蛋餅を1つください

我想喝無糖的。

Wǒ xiǎng hē wútáng de.

無糖のものを飲みたいです

我不要香菜。

Wǒ bú yào xiāngcài.

パクチーはいりません

不要太辣。

Bú yào tài là.

辛すぎないようにしてください

還要別的嗎?

Hái yào bié de ma?

ほかにも要りますか?

不用了,謝謝。

Bú yòng le, xièxie.

もう結構です、ありがとう

火鍋店で具材や辛さを指定するときは、台湾の火鍋店で使う注文中国語も活用してください。

よくある間違い

「欲しい」をすべて「想+名詞」にする

× 我想一杯咖啡。

○ 我想喝一杯咖啡。

○ 我想要一杯咖啡。

想だけで希望を表す場合、後ろには基本的に動詞が必要です。名詞が欲しいなら想要または要を使います。

注文で「想」だけを使う

× 我想一碗牛肉麵。

○ 我想吃一碗牛肉麵。

○ 我要一碗牛肉麵。

「何をするのか」を示す動詞を加えるか、注文として要を使います。

「要」はいつも強くて失礼だと思う

飲食店で「我要一杯紅茶」と注文するのは一般的です。失礼かどうかは要だけで決まるのではなく、声の調子や「請問・麻煩你・謝謝」などを含めた伝え方で変わります。

「不要」を軽い希望の否定に使う

単に気が進まないなら「我不想去」、はっきり断るなら「我不要去」のように使い分けます。相手や場面によっては、不要が強い拒否に聞こえることを意識しましょう。

「想・要」を会話で練習しよう

同じテーマについて、希望・予定・注文の三つを言い分けてみましょう。

  1. 我想去台南。(台南へ行きたいです)
  2. 我明天要去台南。(明日、台南へ行きます)
  3. 我要一張去台南的車票。(台南行きの切符を1枚ください)

まなび台湾の場面別レッスンやロールプレイでは、飲食店で商品を注文したり、不要なものを断ったりする具体的な状況に沿って練習できます。

基本の使い分けを身につけた後は、AI台湾人とのフリートークで、台湾でしたいこと、今後の予定、欲しいものなどをテーマに、自分の言葉で自由に会話を続ける練習にも挑戦できます。

まとめ

中国語の「想・要・想要」は、希望の段階や意思の強さ、後ろに続く言葉によって使い分けます。

  1. 想+動詞:〜したい、〜しようと思う
  2. 要+動詞:〜するつもり、〜する必要がある
  3. 要+名詞:〜が欲しい、〜をください
  4. 想要+名詞/動詞:欲しい・したいという希望を明示する
  5. 不想:したい気持ちがない
  6. 不要:いらない、しないでほしい

まずは「我想去」「我要去」「我要一杯茶」を声に出し、希望・決定・注文の違いを意識してみましょう。

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