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台湾旅行のハイライトといえば、やっぱり夜市。ただ、屋台のおじちゃんおばちゃんは英語がほぼ通じません。メニューは壁の漢字だけ、値段表示がない店もある。初めての夜市で、食べたいものを前に立ち尽くした経験がある人、けっこう多いんじゃないでしょうか。
でも実は、夜市で必要な中国語は驚くほど少ないんです。私の体感では、「注文する」「値段を聞く」「質問に答える」の3パターンだけ回せれば、夜市は完全に攻略できます。この記事では、その3パターンを会話例つきでまとめました。次の夜市では、指差しではなく口で注文してみましょう。
夜市の中国語は3パターンだけ
夜市の屋台でのやりとりは、突き詰めるとこれだけです。
- 注文する: 「これください」「1つください」
- 値段を聞く・聞き取る: 「いくらですか?」
- 店主の質問に答える: 「辛くする?」「切る?」「袋いる?」
逆に言うと、長い会話は一切発生しません。夜市は騒がしくてお互い大声、やりとりは秒で終わる。だからこそ、短いフレーズを口から出せるようにしておくのが効きます。
パターン1: 注文する
まずは万能フレーズから。
我要這個(wǒ yào zhège/ㄨㄛˇ ーㄠˋ ㄓㄜˋ ㄍㄜ˙)「これください」
指差しと組み合わせれば、これだけで夜市の9割の店で注文できます。数を言いたいときはこう。
- 一份(yí fèn/ーˊ ㄈㄣˋ): 1人前・1つ
- 兩份(liǎng fèn/ㄌーㄤˇ ㄈㄣˋ): 2人前 ※「二」ではなく「兩」を使います
- 一個(yí ge)/兩個(liǎng ge): 個数で数えるものはこちら
「2」の言い方で迷ったら、数字の読み方まとめで「二」と「兩」の使い分けを解説しています。
ちなみに屋台の店主への呼びかけは「老闆(lǎobǎn/ㄌㄠˇ ㄅㄢˇ)=大将!」「老闆娘(lǎobǎnniáng)=女将さん!」。すみません、の代わりに「老闆!」と声をかけるのが夜市流で、これが言えるとちょっと常連感が出ます。
パターン2: 値段を聞く・聞き取る
多少錢?(duōshǎo qián?/ㄉㄨㄛ ㄕㄠˇ ㄑーㄢˊ)「いくらですか?」
問題は、聞いたあとの答えが聞き取れるかどうか。夜市の価格帯はだいたい30〜100元なので、30〜100の数字だけ聞き取れれば十分です。それでも自信がなければ、店先の電卓やスマホに打ってもらう手もあります。「可以寫一下嗎?(書いてもらえますか?)」まで言えれば完璧ですが、電卓を指差すジェスチャーでも全然通じます。
なお夜市はほぼ現金社会。100元札と小銭を多めに持っていくのが正解です。
パターン3: 店主の質問に答える
夜市で焦るのは、こちらが話すときより「向こうから何か聞かれたとき」。よくある質問はこのあたりです。
- 要不要辣?(yào bú yào là?)「辛くする?」— 辛OKなら「要」、ダメなら「不要(bú yào)」。ちょっとだけなら「小辣(xiǎo là)」
- 要不要切?(yào bú yào qiē?)「切る?」— 雞排(フライドチキン)の定番質問。食べ歩きなら「要切」が便利です
- 要不要袋子?(yào bú yào dàizi?)「袋いる?」— いるなら「要」、いらないなら「不用(bú yòng)」
- 內用還是外帶?(nèi yòng háishì wàidài?)「ここで食べる?持ち帰り?」— 座席のある店で。詳しくはレストランのフレーズ集で解説しています
コツは、「要/不要」の二択で答えられる質問がほとんどだと知っておくこと。聞き取れなくても、店主のジェスチャーを見れば大体どちらかで答えられます。
定番グルメ別・注文ミニ会話
実際の流れを、夜市の人気グルメでシミュレーションしてみます。
雞排(jī pái/ㄐー ㄆㄞˊ)— 顔より大きいフライドチキン
私: 老闆,我要一份雞排。(大将、雞排ひとつ)
店主: 要不要切?要不要辣?(切る?辛くする?)
私: 要切,小辣。(切ってください、ちょい辛で)
店主: 好,70塊。(はい70元)
この「要切,小辣」が言えたら、もう夜市中級者です。
臭豆腐(chòu dòufu/ㄔㄡˋ ㄉㄡˋ ㄈㄨ˙)— 匂いで有名なアレ
注文は「我要一份臭豆腐」でOK。揚げ(炸的)か煮込み(麻辣)かを聞かれる店もあります。ちなみに匂いは強烈ですが、揚げ臭豆腐は「外はカリカリ、中はふわふわ」で、食わず嫌いだった私も今では夜市に行くたび食べています。
ドリンク類
夜市のドリンクスタンドでも、注文の型はタピオカ屋さんと同じ「商品名→サイズ→甘さ→氷」です。甘さと氷の言い方はタピオカ注文ガイドにまとめているので、セットで覚えると夜市の飲食が完全制覇できます。
知っておくと安心な夜市の作法
- 現金必須: カードや日本のQR決済はまず使えません。小銭と100元札を用意
- 行列は正義: 地元の人が並ぶ店は間違いなく美味しい。迷ったら列の長い店へ
- ゴミは店の前のゴミ箱へ: 食べ歩きOKですが、ポイ捨ては厳禁。串や袋は買った店に返せることも多いです
- 売り切れ=早じまい: 人気屋台は22時前に閉まることも。お目当てがあるなら早めの時間帯に
よくある質問
中国語が全く話せなくても夜市を楽しめる?
楽しめます。指差しとジェスチャーで買い物自体はできるので。ただ「老闆!」「我要這個」「小辣」あたりを言えるだけで、店主の反応が目に見えて変わります。夜市は台湾で一番「話せると楽しい」場所です。
ぼったくりはない?
観光客価格のような習慣はほぼなく、値段は誰が買っても同じです。値札のない店が不安なら、注文前に「多少錢?」で確認すれば大丈夫。
おすすめの時間帯は?
18〜20時が品揃えと活気のピーク。ただし週末はかなり混むので、ゆっくり回りたいなら平日がおすすめです。
まとめ: 夜市は最高の「中国語実践教室」
夜市の会話は、短くて、型が決まっていて、多少間違えても誰も気にしない。つまり中国語を初めて実戦投入する場所として、これ以上ない環境です。
まずは「老闆,我要這個!」から。声に出して買った雞排は、指差しで買うより確実に美味しいですよ😊
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